2004年02月28日

阿修羅のごとく


阿修羅のごとく

1979年にNHKでドラマ化。
私のこれまで見た中で最も衝撃を受けたドラマ。忘れられないドラマ。

加藤治子、八千草薫、いしだあゆみ、風吹ジュン、宇崎竜童。
それぞれにとがっていて、はまり役のキャスティングだった。
多分、あれを見た人は皆同じだと思うが、
バックに流れていたバグパイプの音楽は、今でも頭の中で鳴る。

当時10代だった私は
"結局人間はそうやって生きているのね"
と思うと同時に、
"結局なにがあっても、それを全部ずるずる引きずって生きていくもんなんだな"
と思った。
"ずるずる引きずって"は、悪い意味ではなく、
"黙っていろんなものを抱えたまま"
とでも言えるかも知れない。
"人間の本質"だと思った。

2003年には大竹しのぶ、黒木瞳、深津恵里、深田恭子で映画化。
映画のプロモーションを見る限りでは、"女の性"的な打ち出しを感じるが、私は、あのストーリは、同時に"男の性"をもしっかりと語っていると思う。
男と女の"裏表"を語った物語でもある。

以降、向田邦子氏のいくつかの作品がドラマ化されたが、結局、私の中でこの作品を越えるものは無かったと記憶する。


阿修羅のごとく-全集-

阿修羅のごとく パート2-全集-

阿修羅のごとく(2003年映画版 2004/06/25発売)
映画公式サイト
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2004年02月27日

Live at the Acropolis / YANNI

d2391a4c.MZZZZZZZLive at the Acropolis DVD
Live at the Acropolis VHS
YANNI
Region 1(米国、カナダ向け)
NTSC
ASIN: 6305781427
¥1,820


 最初にYANNIの音を聞いたとき、「X-JAPANのYOSHIKIだ」と思った。
聞いてみればすぐにわかると思うが、切ないメロディーライン、コード展開はYOSHIKIそのものだ。もちろん、YANNIが先である。
決してロックではない。環境音楽?なんだろー?
一時期国際線機内でも流れていたらしいが・・・

 甘いマスクのYANNIは、アメリカの"みのもんた"的ポジションも持つらしい。が、そんなことより、素直に作曲家・アレンジャーとして、これだけの曲が作られると言うのはすばらしいと思う。疲れることなく何時までも聞いていられる、飽きない音。

 このライブ版は、YANNIの故郷でもあり、今年オリンピックが行われるアテネのアクロポリスで行われたもの。音も素晴らしいが、やはりこの映像は逃せない。
 "音楽は見るもの"だとずーっと思ってきたが、つくづくそれを実感させてくれる映像。アクロポリスという会場そのものはもちろん、バンドのメンバーも、オーケストラの演奏者一人一人も表情が実にいい。MDに落として音だけ聴いていても、映像がありありと浮かぶほどだ。

 オーケストラとのコラボもさることながら、この日のゲストであった天才バイオリニストがまた素晴らしい。オーケストラの指揮者が、気が付くとバイオリンを手にし、彼女とやりあう場面は、見ているこちらも思わず笑みがこぼれ、最高である!
 
 彼の作品はいくつかあるが、私はこれがベストだと思う。


 惜しむらくは、このDVD、リージョンコードがアメリカ。マルチリージョンのプレイヤーか、パソコンが必要。

 もっとも、シドニーであれば、大きな電気屋さんへ行けば、必ずマルチリージョン&PAL/NTSC全対応のプレイヤーがあるはず。
 まったく、リージョンコードなんてあほなこと、何で思いついたものだか・・・これだけいろんな国の人がいて、やっぱりそれぞれ自国のDVDも見たいと思うのに、一々リージョン違っていたらやってらんないですねぇ。
 ちなみに、Chi*a経由のDVDはほぼマルチリージョンです。ターゲットが世界中に散らばっていますからね。さすがですね。量の勝ち!ってことでしょうか?
posted by yuu at 05:13| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ/映画/音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月26日

精神鑑定、18人の犯罪病理

e73669ec.jpg精神鑑定、18人の犯罪病理
大原 健士郎 (著)
ISBN: 4062100789
講談社
2000/02
¥1,600

 日本には最近、どうしてそういうことになるのか理解できない犯罪が多い。
それは、いわゆる"食べるため"の犯罪ではないわけで、それだけ皆が裕福になったともいえるのかもしれない。が、反面、心のどこかに失うものがあり、それを埋めるがごとくの犯罪という行動となる。

 そういう事件を耳にしたとき、
「どうしてそんなことをしたのか?」
「どういう経緯でそういう風に考えるに至ったのか?」
考えずにはおられない。
いや、考えてもわからないので、聞いてみたいと思うのである。

 ここには、18人の経緯が"精神鑑定"を通して語られている。

 それぞれの事例を読めば読むほど、怖くなったのは、そこに語られている人たちのことではなく、自分自身のことだった。
 なにか事が起きた状況で、自分が精神鑑定を受けたとしたら、どんな判定が出るのか?その時、私の人生のストーリーを、鑑定者はどう定義づけるのか?
 
 人間は、そんなにクリーンに生きてはゆけない。
普通に生きている(と自分は思っている)今の自分だって、精神鑑定されれば何がしかの"問題"がでてくるのでは?と、読んでいて思った。
前提として、犯罪を犯した後か、前かという違いがあるだけで、そこから推察されるその人の人生ストーリーの作られ方がか違ういるだけなのかもしれないと。

 ある意味"鑑定"という2文字で決定的に定義づけられてしまう人生を、怖いと思った。

*********************************************
 そんな風に思うに至ったのは、シドニーでカウンセリングのクラスを受けたときの体験からだ。カウンセラーとしてのスキルを身につけるためのクラスなのだが、そこでは、2-3人に分かれて何度もロールプレイを繰り返す。それは、単にロールプレイではなく、時に、本当にカウンセリングであったりもする。

 同じようなクラスを日本でも受けたことがあるが、日本語でさえ、思うこと、感じることを言葉にするのは難しい。どう表現すれば、正しく理解してもらえるのか苦労する。それを、少ないボキャブラリーの英語でやろうというのだから、なおさら表現力は限られる。

 そうなるとカウンセラーは、その人の置かれている状況から、その人の心を推察しようとする。気が付くと、クライエントである自分が思ってもみなかったような、お仕着せのストーリーをどんどん展開されてている場合もある。
 そんな時はもちろん、「それは違う!」と言いたい。言いたいけれど、「じゃ、どうなの?」と問われると、うまく英語で説明できないし、結局ことが面倒になるだけなのかも等と、頭の中でぐるぐる考える。

 で、結局「ま、そういうことにしておこう」と思ってしまうわけである。

 所詮それはクラスの中での出来事なので、私の人生に差し支えはない。
 が、これがもっと別の場面だったら・・・
そのときの状況で、果たして最後まで自分の主張を、的確な言葉で言い切れるのか?日本語でも不安はあるなと思った。

 犯罪者に限らず、偉人だろうがなんだろうが、人の人生は聞いてみたい。
けれど、人生を語るのは難しい。
そんなことを、ふつふつと考えさせられた。

 ノーマルである・・・と人から思われている間に、精神鑑定を受けておきたいものだ。 
posted by yuu at 06:39| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | 心と脳の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月25日

ALASKA―Seventh Heaven

33181518.MZZZZZZZALASKA―Seventh Heaven
金本 孔俊 (著)
ISBN: 4916094514
青幻舎
2001/12
¥2,300


たまたま通り過ぎた本屋の特設コーナーの大きなポスターが目に入った。
そこで出会ったのがこの写真集。

オーロラが大好きだ。
いつか見に行きたいと思っている。
が、この写真集はアラスカのオーロラだけではなく、自然の素晴らしさそのものを余すことなく映し出していた。

自然が織り成す、なんともいえない色。
自然が作り出す、不思議な現象。
自然が醸し出す、荘厳さ。
そして、それぞれの写真が持つオーラ。

これを持たずして帰れない。
そう思った。

写真のいくつかは、下記でも見ることができる。
かなり再現されているが、写真集やポスターにはかなうすべもない。
ALASKAN MYSTRIES
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2004年02月24日

街道をゆく〈31〉愛蘭土紀行 2

街道をゆく〈31〉愛蘭土紀行 2
司馬 遼太郎 (著)
ISBN: 4022640022
朝日新聞
1993/06
¥520


 どうしていきなりアイルランドで、しかも2なのか?
たまたま、そこにその本があったから・・・
で、何気に読み始めたら、これがあっというまにはまってしまった。

 北欧は好きだ。
西洋人がアジアを"エキゾティック"だと思うのと同じように、北欧のもつ独特の雰囲気がたまらない。いつか行って見たいと思っていたし、白夜は死ぬまでに一度見てみたい。

 それにしても驚いたのは、随分早い時代にアイルランドの大学で教鞭をとっていた日本人が居たということ。
現地の人間でもすでに使わないような言葉を使いこなす日本人が居るということ。
いつの間に日本人はそんなところまでいっていたのだろうか?

 ひとつひとつの景色や事柄から、司馬氏の溢れんばかりの知識で歴史的背景や余談にずれてゆく、その内容さえなお興味深い。

 文章の軽快さもあり、まだ見ぬアイルランドにすでに行ってきた様な感覚にさえ襲われ、一瞬満足しそうだが、いやいや、これだけいろいろなことを知ってしまったら、やっぱり実際に行ってこの目で見てみたい。

1もどこかでゲットしたいものだと思う。
posted by yuu at 08:39| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | 世界を楽しむ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月23日

リビング・ヒストリー

d8e1cd61.jpgリビング・ヒストリー
ヒラリー・ロダム・クリントン (著), 酒井 洋子 (翻訳)
ISBN: 4152085274
早川書房
2003/12/23
¥1,900


言うまでもなく、クリントン前大統領夫人、ヒラリー・クリントンの自伝。
私にとって興味深い女性の一人である。
その人が、いつ、何をどんな風に考え、どんな風に生きてきたかは、やはり興味深い。
また、ファーストレディ時代、各国訪問の際のエピソードは、野次馬的にも面白い。
一気に読まず、じっくりと読みたいのに、どんどん読めてしまう。もっともっと、先も、奥行きも読みたい気分の本だ。

この本を、ヒラリー自身が朗読しているCDも、彼女がどんな発音で、どんな風に話すのかを聞くにはとても参考になる。
アメリカ人といえども、世界を歩く人の発音は違う。

次の次の大統領選を狙っているといわれているが、個人的には是非頑張って欲しい。
何かといえば赤いドレスで自己主張するだけの某大統領夫人とは、同じアメリカのファーストレディと言えども、時代の違いさえ感じる。
posted by yuu at 09:47| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | 人生を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年02月22日

人生は廻る輪のように

b-jinseiwa
人生は廻る輪のように

エリザベス キューブラー・ロス (著), Elisabeth K¨ubler‐Ross (原著), 上野 圭一 (翻訳)
ISBN: 4047912867
角川書店
1998/02
¥1,800

人間の「死」にまつわる感情を追い求めたキュブラー・ロスの自伝。彼女の強く激しい人生が伝わる。
ノウハウを伝える本が多い中、″生きるパワー″を与えられる本。
posted by yuu at 18:01| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | 人生を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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