2004年06月29日

海外生活の違和感とは・・・

b-donika.jpgどうにかこうにかワシントン
阿川 佐和子 (著)
ISBN: 4167435098
文芸春秋 2001/01
¥480

シドニーに暮らし始めて4年半。
海外暮らしはおろか、海外旅行さえも好きではなかった私が、この地に居ることの違和感から少し解放されたように感じたのは、住み始めてから3年を過ぎてからだった。
最初の3年はと言えば、ことある毎に、日本とオーストラリアの違いばかりに目が行き、驚き、怒り、呆れ、疲れる日々だった。

旦那がオージーであれば、自然に家庭内会話は英語になり上達も早い。なにより、言葉のみならず生活習慣が身に付いている人間が家族に居ると言うだけで、何かと心強い。

日本人同士のカップルで、しかも家庭内自営業。
仕事はほとんど日本人相手となれば、何年経っても伸びてゆくのは"英語力"ではなく"想像力"。


阿川佐和子氏が、オーストラリアではないが、ワシントンへ1年間移住した日々を綴るこのエッセイを読みはじめて、すぐに思ったことは
「アメリカもオーストラリアも、海外で暮らすということは、どこも似たようなものなのね」ということ。
アパートの探し方、天気や服装のこと、働き者の男たち、新聞の「求む!ガールフレンド/ボーイフレンド」広告etc.

ま、しいて違うことと言えば、アメリカ人はどうやら月曜日だけしか"How's your weekend?"と言わないらしい。
オーストラリアの職場では、
月曜日は先週末が如何に楽しかったかで盛り上がり、
火曜日はさらにその続きで盛り上がり、
水曜日はほんの少し仕事して、
木曜日は次の週末何をするかで盛り上がり、
金曜日は週末の準備のために早めに帰る。
・・・ということくらいらしい。

海外生活をしている人、海外生活をしてみたい人にお勧めです。
posted by yuu at 20:52| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月27日

結婚生活の息抜き

b-7.jpg7年目のセキララ結婚生活
けら えいこ (著)
ISBN: 4889916997
メディアファクトリー 1999/03
¥924

人生煮詰まったなーと思った時手元にあると、ふぅ〜〜〜!っと気が楽になれる本。
別に、結婚生活を7年もやっていなくたっていい。
「あー、まー、そなんだよねー」
と思えるだけで良いのだ。

ま、一応、こんなのもありますが・・・

b-sekirara.jpgセキララ結婚生活
けら えいこ (著)
ISBN: 4062647079
講談社 2000/05
¥690

結婚直前・直後は、結構些細なことが問題になったりする。その些細なことで心が潤うこともあれば、心がさっさくれだってしまうこともある。
そんな時の息抜きに。


結婚を控えた女性には一読をお勧めしている。
もちろん、結婚後も、何度でも寝っ転がって楽しめる本。
結婚前に"現実"を知る本でもあるか・・・
posted by yuu at 17:23| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと息抜き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月23日

おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと

b-oboete.jpg<おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと
池川 明 (著)
ISBN: 4576021532
リヨン社 2002/10
¥1,050


赤ちゃんが言葉を話し始めたら、是非、あなたはどこからきて、どうして自分たちのところへ来たのか、聞いてみて欲しい。
そして、お母さんのお腹の中でどんな風に過ごしていたのか。
子供達は、素直にその疑問に答えてくれる。

こんな研究が、産婦人科医師の間でも行われる時代になった。
そもそもは、いかにに赤ちゃんにとって快適な出産を行うか?というのが、研究の始まりであったようである。
池川クリニック
胎内の記憶・出生の記憶

もう1つ、あわせてご紹介する。
上記の本は、小さなハンドブックタイプで、気軽に読めるが、今本はもう少しアカデミックだ。

b-tanjyo.jpg誕生を記憶する子どもたち
デーヴィッド チェンバレン (著)
David Chamberlain (原著)
ISBN: 4393713435
春秋社 2002/02
¥1,995





いずれも、赤ちゃん達がお腹の中に居た時、出産前後の様子を実に克明に覚えており、感情もあれば、人々が話している内容もかなり理解していることがわかる。
お腹の中に居る間は、外の音はもちろん、意外に光もよく見えていたりするのがわかる。

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子供を持たない私が、このことに興味を持ったのは、3歳の娘を持つシングルマザーの友人の話だった。
なかなか気の強い母にして、この娘あり。
ついきつく叱ってしまう母に対し、娘が涙することはほとんど無かったと言う。
いつものように、ついきつく叱ってしまい、はっとしたある日、母は娘に言った。

「かわいそうに。もっと優しいお母さんのところに生まれてきたら、こんな目にあわなかったのにね」

それまで、どんなに叱られても泣かなかった娘が、突然大泣きをして言った。

「どうしてそんなこと言うの?私はお母さんを選んで生まれてきたのに。」
「どうしてお母さんを選んだの?」
「おかあさんは一人になって大変だから、私はお母さんを助けるために選んだの。だから、"他のおかあさんのところに生まれたら・・"なんて言わないで。」

それからその母親は、折に触れ娘に、出てくる前はどうだったとか、ここに来る前はどんな所にいたとか、いろいろ聞いたそうだ。
が、それも小学校へ入る頃には、子供も話さなくなってきたと。
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これと同じような話の本がある。

b-erabu.jpgお母さんをえらぶ赤ちゃん 〜ママ、またボクを生んでくれる?〜
ジョナサン・ケイナー (編集)
ISBN: 4916217365
説話社 2004/01/21
¥1,260


この編集をしているジョナサン・ケイナーは、イギリスの有名な占星術師だ。
ジョナサン・ケイナーの星占い



単なる興味として読むのも良いけれど、
生まれた瞬間から、子供はどんな風に感じているのか?
どんな風に子供は接して欲しいと感じているのか?
そんな風に考えて読むのも興味深い。

母親だけではなく、父親のことも、兄弟・親戚、その場に関わった全ての人のことを、赤ちゃんはよく覚えているようだ。

人生最大のトラウマは出産の瞬間だとも言われている。
そんな大切な瞬間を、母親として/父親として、どう過ごせば良いのかを考える参考書とも言えるかもしれない。
是非男性にも読んで欲しい。

特に最初の1冊は、もうすぐ母親/父親になる人へのギフトにもお勧めです。
posted by yuu at 21:57| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 人生を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月21日

僕と彼女と彼女の生きる道

b-boku.jpg僕と彼女と彼女の生きる道
出演:草なぎ剛 小雪 りょう ほか
ASIN:B0001GGTF8
ビクターエンタテインメント 2004/06/25発売
¥19,152 (20% off)







今放映中の(多分・・もう終わったかな?)「アットホームダディ」同様、父親のありかたを描いたドラマ。

父親と娘の関わりを中心に描きながらも、実は、"人間として人との関わり方"を描いているドラマ。
「人ときちんと向き合い関わる」ということが、どういうことなのか?どうすれば、きちんと向き合ったことになるのか?
"僕"は、子供との関係を通して人間関係のあり方を見つけてゆく。

ある意味、仕事さえして居ればよかった時代の男性に比べ、今は一人の男として、夫として、父として、大人になっても時に息子として、それぞれの場面でそれぞれの役割を求められる分大変と言えるかもしれない。
お手本のない人生を生きるのは、時として難しく面倒だとさえ感じることもあるかもしれない。

そんな"自分なりの行き方"も、ちょっとしたコツをつかむことができれば、逆に楽しむことができるんだよと、最後の草なぎ君はそう言っているように、私には見えた。
posted by yuu at 21:51| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ/映画/音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月18日

長嶋家の謎―茂雄・亜希子夫妻&一茂&三奈

b-nagashima.jpg長嶋家の謎―茂雄・亜希子夫妻&一茂&三奈
ねじめ 正一 (編集), 長嶋家研究会 (編集)
ISBN: 433497242X
光文社 1999/12
¥1,000

先日、初孫を迎えられた長嶋元監督。
この人に関する微笑ましいエピソードは多い。
そんなエピソードを、監督のみでなく家族全員分綴られたのがこの本。


実はこの本、随分昔に近所のラーメン屋で最初に見つけた。
あんまり面白いので、また続きを読みに来ようと次に行った時にはなくなってしまっていたので、どうしても続きが読みたくて自分で買ってしまったという1冊。

東北遠征時に、東京駅前に鍵もついてエンジンもかかったままの車が置いてあったり、りんごは木箱で来るものと思っていたり・・・
結局長島家は、ある種"サザエさん的"一家である。
こういう家族が居ると、会社で嫌なことがあっても、人生違ったところでもっと楽しめるのかも・・・などと思ってしまった。
posted by yuu at 11:16| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと息抜き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月16日

レディー ジョーカー

748b327f.jpg<レディー ジョーカー <上>
高村 薫 (著)
ISBN: 4620105791
毎日新聞社 1997/12
¥1,785

b-lady2.jpgレディー ジョーカー <下>
高村 薫 (著)
ISBN: 4620105805
毎日新聞社 1997/12
¥1,785







昨日、「砂の器」を書いていたら、これを書かずにおれなくなってしまった。

グリコ社長誘拐事件を下敷きにした作品。
石原プロによる映画化が発表され、12月11日(土)上映が決まっている。

今日、竹之内豊による「人間の証明」のリメイク版製作も発表され、とにかく、リメイク・リメイクの中で、久々に見ごたえのありそうな新作と言える。

原作はと言えば、上巻前半の、いかにも高村薫らしい、ねっとりとした描写を読み進めることができれば、あとは、驚くようなスピードで物語りは展開してゆく。
何度読んでも「読んだー」という満足感にひたれる。

こういう、しっかりとした骨太の原作が映画化なりドラマ化されるのは嬉しい。
なんとも表現の難しいストーリーだとは思うが、渋めの役者揃いの石原プロにも期待したい。

未読の方には、映画公開までに是非とも一読を勧めめる。
posted by yuu at 11:34| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ/映画/音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月15日

砂の器

b-suna1.jpg砂の器 DVD-BOX
原作:松本清張
主演:中居正広 松雪泰子 ほか
ASIN: B0001GGTGC
ビクターエンタテインメント2004/05/28
¥17,556

昔のリメイクドラマを、流行のタレントを使って軽く仕上ることが多いこの頃。
正直このドラマにも大した期待はしていなかった。
中居君は余り好きではないし、取っ掛かりとしてはとりあえず松雪のファンだし・・・という程度。

が、見終わって感じたのは、久しぶりに実に見ごたえのある"ドラマ"を見たなーという充実感だった。

細かい点はともかく、中居氏にとって、この経験は素晴らしいものになったであろうこと。後10年たっても、彼は味のある役者をしていられるのではないだろうかという気さえした。

局も、よくこれだけのものを1クールのドラマで撮ったと思う。
一体どれほどの予算であったのか?

四季折々の、日本の田舎の実に美しい景色。
毎回見とれるような素晴らしい夕空。
逆光を上手に利用するなど光の使い方が見事に美しく、あちこちで惜しみなくクレーンを使った全景が映し出される。
1枚1枚の画面が、どこをとっても美しく、また丁寧に撮られている。
撮影スタッフも、久しぶりにいい仕事が出来て楽しめたのではないかと想像してしまう程だ。

原曲を見事に活かした、千住 明氏のアレンジは、サントラを何度聞いても飽きない。
昔の曲は、それはそれで美しいメロディーだと思っていたが、似て非なるこのアレンジも素晴らしく、耳から離れない。

さらに、加藤剛が主演した映画「砂の器」で脚本を書いた橋本 忍、山田 洋次が潤色として関わり、2時間半の映画では表現し切れなかった部分を、余すことなく丁寧に描いている。

このドラマを先に見て、映画「砂の器」を後から見ると、よく2時間半の映画にこのストーリーを納めたものだと感心しさえする。

一つ一つの場面、心情の表現を、手を抜くことことなく、決して飽きさせず、じっくりと丁寧に表現してゆく手法は、最近のドラマに大きく掛けていたもののように思う。

松雪を島田陽子と同じ役に納めることなく、原作にも映画にもない新たな人物として描いていた点も、良かった。

そしてなにより、一番最後に追加された場面が、最高に良い。
人間を尊厳あるものとして扱う姿勢を感じる。
ドラマ全体を通したテーマからしても、最後にすっきりと引き締めてくれた。

総合力において、実に久しぶりにいいものをみたという満足感を与えてくれる作品である。
映画をドラマにと、大幅に表現時間が増えたこともあるが、ここ最近のリメイクの中で唯一前作を越えた作品だと思うし、長く見られる作品になるだろう。続きを読む
posted by yuu at 16:28| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ/映画/音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月14日

My Life.

b-mylife.jpgマイ ライフ
ビル・クリントン (著)
ISBN: 0375414576
Random House, New York 2004/06/22
¥2,852






ヒラリーの自叙伝に続き、ビル・クリントンの自叙伝というだけで興味が湧いてしまう。
まずは6月22日に発売される原版をご紹介しておく。

なお、日本語版は9月25日に上下2巻に分かれて発売予定。
「マイライフ クリントンの回想 MY LIFE by Bill Clinton 上」 \1,950
「マイライフ クリントンの回想 MY LIFE by Bill Clinton 下」 \1,950


こちらも、ヒラリー同様My Life [CD]My Life [Cassette]も発売される。彼の英語は、アメリカ人にしてはとても美しいと言われているらしく、ヒアリングの教材として"音"=CDも是非手に入れたい。

欧米では、人生で何事かを成し遂げた後に"自伝"を書くことは当然のようだ。
日本の歴代首相も、評論家など周辺の人物が書いたものではなく、本人の手による自伝が読みたいものだ。

[関連記事/朝日新聞]
「ただ可能だったから」 クリントン氏が不倫理由語る
不倫告白「独り寝2カ月」 クリントン氏、自伝で裏話
クリントン前米大統領インタビュー、主なやりとり
posted by yuu at 09:08| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 人生を考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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