2009年01月26日

『地下鉄に乗って』

友人が貸してくれた。

事前情報全くなしに見ていた。
地下鉄の階段を上がると、そこは昭和39年。

なるほど、そういう映画ね・・・
と、安易な気持ちで見て居たら、そんな浅はかなものではなかった。

自分の過去に戻るのではなく、
親の、それも、子供の視点からは見えなかった若い時代や家庭の外での視点に戻る。

自分が歩いてきた道を想い、親の若かりし時代を気ままに想像することは、なくもない。

だれにも、物事をそう考える背景があり、理由がある。

誰しも、人の後ろ姿を見て、考える。

そして、いくつもの顔を持っていて、多分、それを全部知っている人はいないのだと思う。

これまで、ふつふつと心の中に思っていた、「親の子供時代からの人生を見てみたい」そんな想いが、目の前で繰り広げられていた。
そして、展開は、最後まで実にみごとだった。

最初と最後に出てくる、学校の先生。
私には、とても思いで深い、そして、今の私の基礎を形成してくださったと、大人になってから、感謝してやまない恩師。
その先生を思い出さずには見られなかった。

おりしも今、DNAについて書かれた

を読んでいるのだが、人が受け継いでゆくもの・・・を考えさせられる。

正直、原作の浅田次郎は、基本的にあまり好きだと思っていない。
が、この作品は、"星新一の長編作"といった印象だ。

今度は、自分のこれまでの人生を、いろんな人の視点から見たもの・・というのは、どうだろう?



文庫本はこちら。

ラベル:映画
posted by yuu at 16:39| シドニー ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ/映画/音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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